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そして雨になる

ネット上でだけよく吠える、コミュ障のブログ。

結局「情弱ほどブラック企業を批判する理由」は何なのか

 こんな記事を(俺にしてはちゃんと)読んだので、思うことを書いていくことにする。

 情弱ほどブラック企業を批判する理由

http://snn.getnews.jp/archives/186863

 

  最後まで読んで、「あれ?肝心の理由は?」という感想。というのも、理由について述べられている(と思われる)箇所が以下の一文しかない。

情弱は多くの場合、暗鬱な側面ばかりフォーカスし、その責任を企業に転嫁してしまう。

 (「情弱」という言葉の定義はよく分からないが)「情弱はネガティブな事象にばかり目を向けて、それを会社の所為にする。だから、情弱ほどブラック企業を批判する」…やっぱりよく分からん。そしてこの後にこう続く。

こうした背景を受けて、午堂氏はいくつかの主張や疑問を従業員やブラック企業を叩く人たちに投げかけている。

 …んん?情弱がブラック企業を批判する理由はもう終わり?と思って以降を読んだが、本当に終わりのようだ。論点がズレてはいないか?これだったら、記事のタイトルを「ブラック企業を批判する情弱たちへ」とかにした方が良いんじゃないだろうか。俺の読解力では、肝心の理由が分からなかった。

 

 ネタに上げたついでなので、記事で触れられている牛堂氏の主張や疑問について書いていく。ここから引用が多め。

「自分の会社をブラックだと批判する時間、もったいなくない?」

(前・中略)会社のアラ探しをしたり、会社とケンカをしたところで何も生まれない。その間を自分磨きにあてることで、最適な労働環境を選べる力をつけることのほうを優先すべきではないだろうか。

 それは仰る通り。そんなことにかける時間は勿体無い。何故なら、その会社に直接言わない限り、会社の改善など有り得ないからだ。

 しかし、会社を批判することは何も生み出さないかというと、俺はそうでもないと思っている。主張から言うなら、「会社色に染まらない為の薬になる」という所か。例えば日々仕事をしていると、その会社で起こっていることを「常識」だと思い込むようになってしまう可能性は大いにある。そしてその中に、もし理不尽なことや労働基準法を違反していることが含まれていたとすると、それを「常識」だと思ってしまうのは危ない。違法行為に対して「こんなこと何処だってやっている」「これくらい普通」と言われて一度でも納得してしまったら、もう社畜道まっしぐらという感じがして、たまらなく気持ち悪い。そうやって会社色に染まらないための、言い換えれば反骨精神(と言うのか?)を忘れないための素材にはなるのではないかと思っている。

 

ブラック企業が嫌なら、なんで辞めないの?」

 これも仰る通り。現に俺はとっくに嫌になっているが辞めていない。その理由の最たるものは「何のスキルも付いていないこと」と「辞めたところで次がある保障がないことへの不安」か。しかし、記事には

 「次の就職先が見つからない」といっても、選り好みしなければ求人はいくらでもある。(中略)選り好みしたいなら、そうできる実力をつけるしかない。

とある。そうなんだよな、求人ジャーナルとか見ると結構な数載ってるし。ここには納得した。チキンですみません。…しかし、もう「情弱ほどブラック企業を批判する理由」とは全く関係ない内容だな。

 

 と、納得出来る部分もある(論点ズレまくりだけど)中で、次の文章には疑問を持たずにはいられなかった。

ブラックを叩いている人たちは、ニュース記事やネットの声といった表面的な情報で評論家的に叩いているだけ。これはまさに情弱に特有の行動だ。

 こんなところに「情弱」を持ち込んで批判しているが、「実際に働いてみたら業務内容がこうで残業代がこうで上司がこうで」という声は無視か。そもそも「情弱」ってそういう人のことを言うのか?あまりにターゲットを偏らせた意見ではないだろうか。

 もうひとつ。

 午堂氏は、目くじら立ててブラック叩きをするよりも、頭の切り替えをすることを推奨している。
 たとえば、仮にブラック的な環境であっても、楽しめるよう工夫したり、逆境をチャンスだと捉えて努力しようとすれば、自分が成長できる環境になるわけだ。自分を磨き、何事かを成さんと邁進している人には、ブラック企業だと騒いでいるヒマはないのだから。

  それは「ブラックな面もあるけど何とか納得してやり過ごせ」というメッセージに捉えられるのだが、違うか。納得してしまうと、上に述べたようにそれをいずれは「常識」と思ってしまう可能性が高い。だがそれは洗脳と同じ危険度だと思う。おかしいことには常に「おかしい」と思っておかなければならない。

 そして…出ましたか「成長」。これって、どう成長することを指しているのかな。ここで言われている「自分を磨き、何事かを成さんと邁進している人」って、後に「ブラック企業」という言葉が出てくるあたり、「(仕事で)自分を磨き、(仕事で)何事かを成さんと邁進している人」ですかね。ブログ内で何度も繰り返すようだが、仕事なんて生きるための金を稼ぐ手段だ。そんなことに成長を付き纏わせたくない。

 

 やたらに長くなってしまった。そして結局「情弱ほどブラック企業を批判する理由」は分からず。誰か教えてくれ。