そして雨になる

ネット上でだけよく吠える、コミュ障のブログ。

興味のない仕事とどう付き合うか?

 是非、「やる」か「やらない」かの2択を。

 

 今俺が配属されている部署は、電気回路(電子回路?)設計を行う所だ。ソフトウェア一本で学生時代を過ごし、反面物理や電磁気学は苦手すぎて逃げまくっていた俺にとっては、電圧だの電力だの抵抗だの容量だの、もう色々ありすぎてわけが分からない。そして困ったことに、興味がない。故にやる気も出ない。

 

 だがそこは「仕事」である。基礎も分からない俺にすら、設計の業務は回ってくる。ICのデータシートを見ながら、抵抗値や容量を定めたりはした。ただ、それをしながら、「これは今何をしているんだ?」という疑問が絶えない。基礎を知らずにいきなり応用しているようなものであり、やっていることの内容が全く分からない。仕方なく質問して、他人に教えを受けることが多いのだが、それでも理解には時間がかかって仕方ない。そもそも関心が薄いから、理解しようという気力も足りないし、会社の外ではこの分野の勉強なんて全くしない。

 

 いつも自分の興味がある仕事に就けるとは限らないので、こういったあまり気の進まない業務もしなければならない時もあるのだろうが、そんな「興味の無い」こととどう付き合っていくかを俺なりに考えた。3通りの付き合い方を思いついた。

 

  1. 言われるままに学習・実践
     指示通り、命令通りに業務をこなし、その上で自分でも勉強するというスタイル。「素直に学ぶ」姿勢で取り組めるので、まず知識や技術力が身に付くだろう。退職しても、「同じ分野で違う会社」での活躍も見込める。「嫌いだったのに、自然と好きになっていく」ことが起こるのはこのパターンだろうか。
     だがこのパターンの残念なところは、「外部に自分を染められている」と考えることが出来てしまう点だ。本当にやりたかったことに注力できず、知らない分野の業務を行う。それによっていずれ面白くなっていくことも考えられるが、それはそれで「染まってしまった」とも考えられて、ちょっと悩ましい。

  2. 真剣に取り組んでいるフリをしてうまくやり過ごす
     3パターンの中では最もいけないものだと思っている。見かけは真面目でも本当は適当にやっているので、知識は中途半端にしか付かない。「その会社内で事なきを得るための方法」は身に付くが、所詮それは社内で役立つことであり、転職をすればそれらの方法は全く役に立たないかもしれない。
     結局、どれもこれも中途半端になってしまう。
  3. 逃避する
     本当はやりたくないことだから、逃げ出す。最初から手を触れないほうがマシだという考え。「努力もせずに逃げるなんて」という批判もありそうだが、手法としてはアリだと思っている。人生は1度きり、そしてその人の人生はその人によって決められるべきだ。だから、興味のないことからさっさと逃げて、本当に自分がやりたいことを追いかけることをしたって良いのではないか。

 

 2だけは絶対にやめた方が良いと思う。どうせ携わるなら、身に付けるか、最初からサヨナラするかのどちらかにすべきだ。中途半端は一番良くない選択だ。「やる」か「やらない」か、ハッキリさせて行動すべきだ。

 

 と、現在2と1の間をフラつく俺が言う。ブーメランとはこのことか。