あなたの仕事の「時給」はいくら?
私は・・・。
銀行振り込みが当たり前のこの時代、給料日になると、大抵の会社では明細が渡されることだろう。私のいる会社も、勿論そういうシステムだ。
さてあなたは、貰ったその明細をどうしているだろうか。私の先輩たちに訊くと、こんな答えだった。
ざっと見て終わり!
手取りくらいしか見ないなあ。
始めこそ、そんなもんなのかと納得していたが、(例によって登場の)脱社畜ブログのこの記事を見てからはその考えはやめた。
私の場合はアルバイトの経験も少ない(大学2~3年のときにファミレスで5ヶ月程度)ので、そもそも「時給」と言う言葉には殆ど縁がなかった。だから尚のこと、会社員になってから給料を貰っても、時給の計算はおろか、控除されている金額の確認もしていなかった。
しかし、先ほどの記事を読み、会社に不信感と疑問を抱くようになってからは明細をよく見るようになり、無駄に控除されていないか、手取りを時給にするといくらか、と言ったことを考えられるようになった。「お金に対して少しでも関心を持つようになった」という点で、私は一歩前進した。
さて、それでは時給を計算してみよう。ここで、先ほどの記事(アルバイトじゃなくても大事にしたい、時給という指標)から一文、引用をさせていただく。
時給という指標で自分の仕事を見てみると、単に月給の額で見るのと違って、その仕事が「割に合っているのか」ということをある程度冷静に判断することができるようになる。
ということなので、私はこの計算の目的を「今の仕事は割に合っているのかどうかを簡易的に判断する」と設定した。
そして、「手取り」で計算することにする。何故なら、「実際に手元に来たお金で判断したいから」だ。では本題に入ろう。
まずは、先日配布された給与明細を見る。細かい情報を載せるのはさすがに気が引けるので、差引き支給額、いわゆる手取りだけを公開すると…
(多いか、少ないかはあなたの判断におまかせします)
次に、この期間の出勤時間を、単位を時間にして考える。出勤日数と、毎日記録している残業時間から算出する。
- 出勤日数:21日 → 21 * 8 = 168時間
- 残業時間:2/21~3/20で 約61時間
なので、合計出勤時間は
168 + 61 = 229 時間
である。この数値で先ほどの差引き支給額を割ると…
189,731 [円] / 229 [時間] ≒ 828.52 [円/時間]
となった。は、はっぴゃくにじゅうはちえん。
ちなみにだが、私の住む群馬県の最低賃金は、平成25年10月13日から「707円」となっている(参考)。つまり、それより缶ジュース1本分多い程度の時給というわけだ。さてこの数字、割に合っていると言えるのかどうか。その辺をめぐれば、時給820円を超えるアルバイトなんて結構あると思うのだが・・・。手取りで計算しているから一概に比較することは出来ないのだけど。
- その辺のバイトに匹敵するような時給
- そしてその割りに求められる強い責任感
これらの点から考えると、どうも割に合っていないようだ(結論)。私の能力がないのも認めるが、残業時間を考えればそれだけの所為ではないと言って良いだろう。
とある一人の先輩は、「時給を計算すると絶望するからしない」と言っていたが、是非とも現実を見ていただきたいものである。
さあ、あなたの仕事の時給はいくらだろうか。