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そして雨になる

ネット上でだけよく吠える、コミュ障のブログ。

「何でもやろう」は馬鹿やろう?

 私の部署は何屋さんなのか全く分からない。「何でも屋」だろうか。

 

 名目上は「デジタル回路設計」の部署である。だがデジタル回路を使った製品はほとんどなく、実際のところはこの部署のすぐそばに置かれた「アナログ回路設計」の部署と似たような業務内容である。なので、何故この部署とそこが分かれているのかが全く分からない。一応「ハードウェア」という点で共通しているからだとは思うが。

 

 ところが、残念ながら(と言うかそっちが本望と言うか)最近私がやっていたのは「ソフトウェア」なのである。少しの間半田ごてを離れ、PCに向かって弄っていたのは疑いようもなくC言語であった。大学でソフトよりの勉強をして(ハードウェアはガッツリ避けて)きた私にとっては、楽しくもあり分かりやすさの点でもアナログ回路を遥かに上回った。

 

 だがこれだけでは終わらなかった。なんと本日、ついに「板金設計」までもやることになった。

 

 「それメカ(の担当)じゃん!!」と突っ込みたくなった。というか、実際につっこんだ。上司からは「うーん、本当はそうなんだけど、ねえ・・・」という苦めの回答だった。なんだ、上司も同じような気持ちだったのか。ちょっとホッとしたが、やはり釈然としない。

 

 当然というべきか図面の描き方やルールは知らない。どういう手順で設計を進めるのかも全く分からない。そんな私にいきなり「板金の設計」である。そう簡単に出来ると思っているのか…。

 

 これじゃ何のための「業務分担」だ、という感想だ。ハードもやってソフトもやってメカ(っぽいこと)もやる。文面だけ見ると「何でも出来る」というように取れる気もするが、実際のところは「全てが中途半端」なのである。残念ながら、会社の方針が「何でもこなせる人間になれ」なので、取捨選択の余裕もない。(ちなみに断ろうとしようものなら、オエライどもから「出来るか出来ないかじゃない、やるんだ」とでも言われるのがオチである。精神論は他人に展開するものじゃない。)

 

 1年位前にこんなことを書いているが、何でもかんでも深く学ぼうとすると、近いうちに自分が(やる気の意味で)ブッ潰れる。いくつも並行して高めようとすると、結局どれもうまくいかないというのは経験上よく知っている。なのでもう、アナログ回路と板金の設計については深く学ぼうという気が全くない。唯一やる気になれるのはソフトウェア部門の話である。

 

 デジタル回路のことは出番がないので既に捨てている。が、内容的にはプログラミングに近いこともあるので、まあハードよりも学ぶ気はある。

 

 …という感じで、(会社にとっては勝手すぎる話だが)私は力を入れるところを取捨選択している。どれもこれもやっていては自分のためにならない。

 

 「何でもかんでも」になってしまう原因は、最初に言った通り部署が「何でも屋」になってしまっていることと、会社の方針がそうなっていることにある。外から見たら、「ここは一体何の部署なんだろう」と思われてしまう自信は大いにある。これは、業務分担がはっきりしていない会社の致命的な欠点だと思う。