あなたの常識、わたしの非常識
私にも、好きな言葉は1つや2つある。以下はそのうちの1つである。
"Common sense is the collection of prejudices aquired by age eighteen."
-- Albert Einstein
この言葉を初めて知ったのはわりと最近で、会社員3年目になってからである。訳はここには載せないので調べて欲しい。私はネットで初めてこの言葉を見たとき、「もっと早く知りたかった」と思ったものだ。私の「常識」に対する意見とずいぶん似ていたからだ。
私は2013年末、「常識」という言葉に思うところについて、こんな記事を書いていた。
「常識」≒「そう言った人の行動の履歴」では? - そして雨になる
そしてそれから半年ほど経って、冒頭のアインシュタインの言葉を知った。いわゆる「確証バイアス」が働いて、「あぁ…やっぱりな」と思ったものだが、あながちいい加減でもないと思っている。上の記事の中で言っていた
「その人の行動・経験・学習などの履歴」=「その人の常識」
という考えに助けが入ったように感じられて心強かった。
今回は、
「常識」という言葉を使っての説教は、結局のところ「自分語り」でしかない
と主張したい。その人にとっての常識は、その人がそれまでに行ってきた行動、勉強、仕事など、そういったものの「履歴」が積もり積もって出来上がっているだけだ。なんてことはない、そういうたった一人の「履歴」を、勝手に「常識」と言い換えて大げさに表現しているだけだ。
だから、「馬鹿野郎、そんなの常識だろ!」と叱られたって、何も気にすることはないと思っている。「あぁ、あなたのログから見れば常識なのね、ハイハイ」程度に受け流しておけば良いだろう。「常識」は十人十色だ。