そして雨になる

ネット上でだけよく吠える、コミュ障のブログ。

よくある「会議と呼べない何か」

 社内の会議では、上層部によるパワーゲームが横行している。

 

 会議の場にお偉いさんが存在していると、その集まりはもう、完全にその人の独壇場になる。同席している社員に決定権はなく、全てはお偉いさんの発言で決まる。社員側も発言はするのだが、ほぼ毎回途中で口を挟まれてしまう。言葉のキャッチボールなど、皆無と言っても良いだろう。

 さらに、お偉いさんの発言内容に抵抗したり意見しようものなら、驚くべきことに「じゃあ俺は知らないから勝手にやれ」という方向に持って行かれてしまう。「会議」と名がつく集まりのはずなのに、議論すら始まらない。むしろ、議論をさせない。「俺の決定に従え、嫌なら勝手にお前らでやれ」と圧力をかけて一方的に意見を押し付けてくる。

 また、これも困ったことに、気に入らないことがあればすぐ感情的に怒鳴る。そしてそこからはやはり一人舞台になるのである。これによって、参加者の貴重な時間は愚痴聞きで消費されることになる。身も心も削られるというのはまさにこのような場合のことだろう。何も生まれないとても勿体無い時間である。

 そのくせいつも、会議の参加人数、時間、人件費から、この会議にはいくら掛かっているんだ、コスト意識を持て、という話をしている。会議にならない進行の仕方をしているのはどっちだ。そもそも時間外にやる会議だってあるというのに、何がコスト意識だ。社員にコスト意識という前に、そちらも払うものを払ってから言って欲しい。