「割り込み」が多くて困る
ハード屋なら回路設計、ソフト屋ならプログラミングなんかが該当すると思うのだが、こういう類の業務にはある程度集中力を要する。私だったら、こういう仕事の時は邪魔の入らない静かな環境でじっくり考えたいと思う。しかし、それがなかなか出来ない。「割り込み」が多すぎるからだ。
まず、オフィスには全員が集まっているため、外出などが無ければ基本は「社内にいる」と認識される。一旦そう思われてしまえば、相手にとって私は、いつでも話しかけられる存在になる。「ちょっとこの件で…」と呼び出されて10,20分使ってしまうというのはザラだ。
また、会社では「全員で電話を取れ」と言われている。私はこれがあまり好きではない。(私が電話嫌いだというのも理由の1つなのだがそれは置いといて…)せっかく集中し出したところに電話が鳴る。主幹で対応する部署の人間がいないと、2コール、3コールと鳴るので、どうしても他の部署で対応しなければならなくなる。そういう風潮なもんだから、なかなか自分の仕事には集中できない。これはたいへんに困る。更に、「技術部専用の携帯電話」が私の机にあるもんだからもっと悪い。毎日いろんな人(社長含む;頻度は一番高い)からかかってくる。おっかない。
そういうわけで、私は自分の机では上記のような割り込みの多さ故あまり集中することが出来ない。(というかどこに居てもそうそう集中できない…失礼)おかげで私は、机にあまりいない社員になってしまった。良いパフォーマンスで仕事をするためには、与えられた机以外の場所でそれをすることだ。
例えばリモートワーク(下の本で言われている)で仕事が出来れば、「割り込み」というノイズは激減するだろう。そういう働き方が日本にあってもいいんじゃないか。わざわざ全員を同じ部屋に集めるのは、この環境下では非効率だと思った。
強いチームはオフィスを捨てる: 37シグナルズが考える「働き方革命」
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