そして雨になる

ネット上でだけよく吠える、コミュ障のブログ。

上司なら、部下の考えを頭ごなしに否定しないで聴いて欲しい

 他人の話に対して、押し付けで否定しない。これは、自分とは違った考えを尊ぶという点で必要なことだと思われる。特に組織において、自分の殻の外を見てみるというか、異なるパラダイムでものを見てみることが出来るかどうかで、部下が付いてくるかどうかにも関わると思う。

 

 ところが、この会社には部下からの提言をバッサリ切り捨てるような人が存在する。幸い私のいる部署の上司は、話を聞いてくれる人が多いが、違う部署には残念ながらこういう上司が存在する。

 

 この人、何をどう言っても文句の多い人である。すぐに自分の経験談につなげて話すようで、つまり「自分の殻」に閉じこもりきりのようだ。

「そうじゃねえ、こうだろ」

「違う、俺はこうやっているんだ」 

  そんな言い方ばかりする。おかげで最近はその人の部下があまり話をしなくなったようだ。当の本人は前に「アイツ何も言いにこねえ」とボヤいていたが、果たしてそれは社員だけの所為と言えるだろうか?

 

 この人は本当に部下の話を聴く気があるのかと疑ってしまう。部下が何を言ってもすぐに自分の話に繋げてくるあたり、頭ごなしの否定を行っている、と見て構わないだろう。部下からすれば、「こんな上司には何を言ってもどうせ無駄」という考えが出てきても、まあ可笑しくはない。

 

 まずは部下の話を聴いて、それから「指摘」ということで議論を進めていく方がよっぽど建設的ではないか。押し付けても人は付いてこないんだと思う。