そして雨になる

ネット上でだけよく吠える、コミュ障のブログ。

「なぜ有休」なんて訊いてくるな

 今日帰る間際、上司からこっそりとこんなことを言われた。

 

(有休を取るために、理由の欄に)私用って書くと、社長が気にして訊いてくるかも知れないけど、そん時はウソでも何でも適当な理由付けて誤魔化しといて良いから。

 

  なんと面倒な社長だ、と思った。やはりと言うべきか上司も同じように、面倒だと思っていたようだ。というのもこの話は、ある日、私の先輩社員が(事前、それも1週間以上前に申請した)有休で休んだところ、何故か社長が「アイツ転職活動でもしてるんじゃねえのか」と変に疑ってかかり、出張先にいる上司にわざわざ電話して「○○くんは今日は何で休んでるんだ?」なんて訊いてきた、という話から来ているのだ。

 

 自分で書いていて思うが、本当にトンデモ話である。その上司は更に、

 

有休は社員の当然の権利だし、俺は休む理由なんて何だって良いと思ってるんだけどね…

 

 と言っていた。「あちら側」の人間ではなくて安心した。理由によって有休の取得を邪魔されてしまってはこちらもやりにくい。まして取った当日に理由を訊いてくるなんてちゃんちゃらおかしな話だ。

 

 そして更におかしいのは、社員の休む理由を気にしているのは社内で社長ただ一人だということだ。上司の皆さんは当然と言うべきか気にしていなく、そして専務ですら

ホントはそういうこと(有休の理由)は訊きたくねえんだよな

と言っているようで、どう見ても社長とその他大勢で考え方が対立している。私たち社員からすれば、これでは社内の関係も良くはならんよな…と感じるものだ。トップとそのすぐ下の人とで考えが対立していながら、会社がうまくいくだろうか?

 

 というかこれに関しては社長が気にしすぎである。単純な考えかも知れないが、社員1人が転職活動しているかどうか心配するくらいなら、心配しなくて良いように人を雇えば良いのではないか。気にするところが違うのではないか、と思う。

 

 ということで、有休の取得理由なんて「私用のため」で十分だし、もっと言えば休む理由なんて別に要らないだろうとも思えた。何の権利があって「私事」に首を突っ込んでくるんだ。