「で?」の威力
私はどうも報告や相談が苦手だ。
伝えたいことがあって話をしに行くのだが、まずその内容を頭の中で文章にまとめられていない。なので話す言葉は途切れ途切れだし、ドモる。多分、主語も行方不明になっているだろう。今日なんか、報告のつもりで一通り話した後に、相手から返ってきたのが
「で?」
だけだった。正直これは、とんでもない圧力で心を折られる。自分では伝えたいことを伝えたつもりになっているが、相手にはよく分からず、その結果「で?」なんだろう。
こう言われてしまってはその後の言葉も続かない。何せ自分では伝えたつもりになっているので、それ以上のことを言いようがないと思い込んでいるからだ。事実「で?」の後は黙り込んでしまった。「あー…えー…」と、ただ間を埋めるためだけに呟くのが精一杯だった。
情けない話だが、私は今日、その「で?」の後、自己嫌悪に陥ってトイレにこもった。話すの下手くそだなあ…とか思いながら、気分が落ち着くまで1人の空間に居た。