そして雨になる

ネット上でだけよく吠える、コミュ障のブログ。

会社員としての5年が経った

 今日から会社員生活という人もいるだろう。それに絡んだ話ではない。今回は、自身の会社員生活を振り返ってみることにする。そういうどうでも良いことを書く時にはブログは役に立つ。ツイッターと違って、文字数制限が無いからである。

 

 私が会社員として今の会社に入社したのは5年前のこと。ソフトウェア担当として入社した。当時は外から見ても分かるほどガタガタで、しかも変な汗をかいていた記憶がある。新しい環境に慣れるまでは1ヶ月くらいかかっただろうか。

 

 ソフト担当として入社したのだが、1年目の仕事はあちらこちらへと方向が変わった。本業とされるソフト設計については教わりながらフローチャートなんかを作っていた時期もあった。しかし、製造を手伝っていた時期がいちばん長いのではないだろうか。人手不足を穴埋めする格好で1年目だった私が手伝いにまわっていた。ただし、その当時の私は「人手不足の穴埋め」という意識を持っていなかった。単純に「任されている」ものだと考えていたはずだ。だが、あれはただの増員(に伴うコストアップ)をきらっての事だったのではないだろうか、などと思う。

 

 1年目の1月、突然の異動を経験した。ソフトウェア部門からハードウェア部門への異動だった。その時の異動の目的は、私のデジタル回路の設計だったかと記憶している。しかし、その仕事はいつの間にかどこかへ行ってしまった。だが私はそのままハードウェア部門に居残るのであった。

 

 そして、2年目から現在まで、ずっと「購買部」のような仕事をしている。自身で設計をすることは殆ど無く、上司らが設計した回路に基づいて購入品を揃えたり外注先と連絡を取ったりする仕事が主である。そのおかげもあって、私は今も「電気のことが全くよく分からない電気回路設計者」である。

 

 5年経って、そのことを不安に思うことが増えた。このままで良いのだろうか、と。大したスキルも付けずにここまで過ごしてしまったことへの不安は大きい。せっかく配属されたからと、学校で全くやったことの無い電磁気学の本に触れてみるものの、本の内容が分からず、1時間もしないうちに違う本を読み始めるということが未だに続いている。電気に対するやる気が出ないのは確かである。会社、仕事、経験、住む所、今後の振る舞い方、その他その他…おそらく今までと比較して、かなり悩んでいる。私は今後どうありたいのか。どう生きていきたいのか。一度辞めようとして引きとめられたこの会社に居続けるメリットは果たしてあるのか。裁量労働制なのに出社時間が定められていて、深夜の残業代もなく、毎日夜21時、22時まで残業しているような会社に存在する価値はあるか。私には最早分からない。

 

 今年は新入社員が二人入ってきた。彼らは未だ上記のようなことは知らない。時間を置いて段々と察させていけば良いのか、それとも、普段の会話の中で暴露して良いものか。