そして雨になる

ネット上でだけよく吠える、コミュ障のブログ。

会社が潰れない保証は無い

 今、この本を読んでいる。

  これを手に取った理由は、特に無い。ちょこっと寄った本屋を見回っていたら、背表紙の題名に一本釣りされて買ってしまった。この本に手が伸びてしまうあたりが、私が今の会社に対して思っていることを物語っている…と言われればそうなのかもしれない。

 

 さて、私はこの本をレビューするために記事を書いたのではない。私も従業員である以上、勤め先が突然倒産してしまうというリスクを抱えながら仕事をしているわけであって、会社が永久に続くという保証はどこにもないんだよな…と、しみじみと思った次第である。それは何も私に限った話ではなく、全ての従業員に対して同じことが言えるはずだ。経営者は「こんなことをしていたら潰れてしまう」と言う(経営者目線)が、従業員たる私にしてみれば、潰れたら次の働き口を探すのみ(従業員目線)である。潰れる心配をするのは経営者だけで十分だと思う。

 

 そうである以上、「副業」というものが許されない理由はどこにもないと思われる。稼ぎ口をいくつか用意しておけば、どれか1つがなくなっても稼ぎ口が残るわけで、これはまさしくリスクの分割だ。自己防衛の1つともいえそうだ。

 

 あの会社は明日潰れるかもしれない。可能性はとても低いが潰れるかもしれない。従業員目線で見ると、常にそのリスクとの戦いである。しかし、それに気づければ、対策を打つことも可能である。