そして雨になる

ネット上でだけよく吠える、コミュ障のブログ。

トイレと業績?

 会社の廊下に変なものが張り出されていた。「トイレがキレイな会社は良い会社である」という趣旨の、新聞記事の切り抜きだった。果たしてこれは本当なのだろうか。確かにトイレが臭くて汚れているよりは好印象を与えると思う。この会社でも「トイレは会社で一番キレイにせよ」と言われる。恐らく長年の経験からそういったやり方が確立されたのだろう。

 しかし、その命題は100%成り立つものだろうか。NOだろう。どうしてトイレの清潔さと会社の良さが比例するのだろうか。訳がわからない。そもそも、「良い会社」と言うが、その「良い」の定義は何なのか。その時点ですでにおかしい。それが成り立つなら、対偶の「悪い会社はトイレが汚い」も成り立たなければならない。しかし、元の命題も対偶命題も、反例は探せばいくらでもある。そこを無視しているのだろう。

 何だか、生存バイアスと確証バイアスが産んだ子供のような感覚だ。「トイレがきれいな会社は良い会社である傾向にある」なら、まだ分かる…かもしれない。