極上の反面教師が居た
叱るのが大好きな人が居る。
机の前に社員を立たせて、10分20分は当たり前、時には1時間を超す説教(なのか愚痴なのか)を、これでもかと頻繁にやっている。
その様子は声がでかいのでよく聞こえる。心臓らへんが疼くほどイヤな光景だが、ちょっと聞いてみると、どうも「愚痴」と「オレの苦労話」と「全否定」とにまみれているような気がした。たとえば
社員に何かを聞く→答える→「いや違うんだよああでこうで(自論)」
要するに、相手の話を聞き入れていない。とりあえず否定から入る。話し手の意見を頭ごなしに潰している。感情的であり、何一つ建設的でない。そして、自分の話ばかりしている。「俺はいつもこうやってる」「こうすりゃいいんだカンタンだろ」そんな言い方で、まるで自慢でもしているかのような聞こえ方。
更に面白いのは、それが終わった後「あー仕事すすまねえ」と言っているところ。だったら説教の時間を短く出来ないのか。その時間が一番無駄だと思うのですけれど。そしてこちらも気が散って進まないです。
上司なら、部下の話を
①まず最後まで聞いて
②言っていることを理解して
③適切な助言や指示を行う
べきなんじゃないかと思う。この辺は7つの習慣で学んでしまったから、知識として持っている。(以前は7つの習慣を嫌う記事を書いた気がするが、学ぶことを強制されるとイヤになるんだと思った)
①の「まず理解する」この姿勢を、果たしてあの人は持っているのか。大いに疑問だ。7つの習慣をやれと指示した張本人なのだが、本人がそれを全く実行していないとは…どういうことだ。
まあ、こんな上司とは一緒に仕事したくないし、自分もああいう風には絶対になりたくないという、ある意味では良い例なのでした。