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そして雨になる

ネット上でだけよく吠える、コミュ障のブログ。

騙される就活生

 そして騙し続ける会社側。

 

 12月から就職活動シーズンがスタートし、合同説明会だの会社訪問だのを行っている学生さんは数多く居ることと思う。そんな人たちへ。

 

 あなたは(多分)会社に騙されている。

 

 「我が社はこんな会社です」「こんなことをしています」という紹介を多く受けていることだろう。ただし、それはきっと表面上の話だ。会社をより良く見せるための罠だ。

 

 当たり前のことだが、その会社のことなんて、入ってみなけりゃ分からない。入社すれば、説明会では聴けなかった会社の「実態」が日に日に分かるようになるだろう。

 

 私が社員の立場で説明会に参加したときの経験から例を1つ。学生さんが説明会の場で「残業はありますか?」という質問をしたとする。改めて考えると変だが、こういう質問にはあらかじめ模範解答が用意されていて、社員はそれに近しい内容で回答をさせられる。

 

 「まあ時期によりますかねー、納期が短かったり、お客さんの都合でどーしても早く欲しいなんて言われた時にはもちろん残業します」

 

 今の会社だと、大体こんな感じの回答になる。当然私もそういう回答をする。いや、してしまう。

 

 だが実際はどうかというと、毎日が残業である。仕事が多すぎるのか、我々の能力が低すぎるのか、理由は不明だがとにかく毎日残業である。社員がぞろぞろ帰りだすのは定時を2時間も過ぎた後だ。「時期による」なんてことは全く無い。(ついでに言うと残業代なんてものは無く、いつでも納期は短い。)

 

 他にも、現在まともにやってもいない仕事内容の説明をしたりとか、実は出社時間より早く来なければならないという事実が隠されたりとか、私にとっては「そっちの方が肝心だろうよ」と思えることは何1つ説明されない。まあ、やる気に満ちている(?)学生の手前、そんなネガティブなことは言えないだろう。というか、「言うな」という圧力が社員に対してかかっているような気がする。だから本当のことは学生さん達には伝わらない。会社の、表面上の華やかなポイントだけが学生さん達の頭に残ることになる。

 

 結局のところ、学生さん達を騙してしかいないというわけである。確かに「この会社がやっている業務内容」は事実どおり伝わるが、「この会社で起こっていること」

については何も分からない。私を含めて会社側が全て隠しているからだ。ツイッターの様子や、3年で3割が辞める事態とかを考えれば、どこの会社でも似たようなことが起こっているのだろう。就活生はどこへ行っても騙され続けてしまう。

 

 偉そうに言っているが、私も社員であるが故、所詮は「騙す側」の人間です。つい先日も4名の学生さんを騙しました。申し訳ない。

 

 さて、チキンな話だが、もし説明会の場に人事担当者が居なく、同席した社員がチクらないという保証があるのならば、私は「残業はありますか?」という質問には正直に「毎日2時間ありますねぇ」と答えるだろう。