そして雨になる

ネット上でだけよく吠える、コミュ障のブログ。

幸福であるかどうかは、お金ではなく時間で決めたい

 お金があれば、皆幸福なんですか?

 

 私の周囲にいる、長く仕事をされている方の言う「幸福」とは、大体「お金」が絡んでいるのです。例えば「良い車を買う」「マイホームを建てる」「子供を作って家族生活(ちょっと違う?)」とか。いや、そう具体的でなくとも、「社員の幸福のため、賃金を確保します」と会社側が言うことも。

 

 ですけどこれって、「お金がある人=幸福」という前提条件があっての話じゃないかと思うのです。「お金がある」というのがどの程度なのか、百万か千万か、或いは億なのか?分かりませんが、私の周りの年配者には「お金があった方が幸福だろう」と考えている人が多いのが現状です。

 

 そんな方々に向けて私は「そうでもない」と言いたい。私は自由に使える時間が多いほうが幸福だと考えます。

 

 現在、私が得ている収入は控除後の額で18万/月です。そこから家賃や光熱費や食費を引くと、残るのが約8万。本や、趣味のDTMに関連するモノを買ったりして、残り(毎月3~5万)は貯金です。

 

 さて、この収入は少ないでしょうか。配偶者等がおらず一人暮らしだから言えるのだと思うのですが、私はこの手取りでも満足です。お金に関しては特に不満はありません。生きていくには十分な額です。

 

 しかし、「時間」という面で考えると、途端に「不幸だ」と考えてしまいます。平日は常に忙しい状態であると言えるので、毎日残業続きで帰宅するのは20時や21時が普通。早い日でさえ19時帰宅で、定時に上がることは殆どありません。この点に於いて私は「不幸」であると思っています。その労働時間の長さもそうですし、仕事の他にある個人的にやりたいことに、存分に時間を割くことが出来ないからです。

 

 「それなら、睡眠時間を減らして…」とはよく言われることですが、その選択肢はありません。私は平日は7時間程度寝ないと次の日が持たないので、翌日仕事がある場合はほぼ毎日0時頃に寝て7時頃に起きています。これを破ると途端に調子が悪くなります。だから「寝る間も惜しんで」など絶対にしません。

 

 私に毎日定時に上がれる程度の能力があり、且つそう忙しくない仕事に就いていれば、プライベートも(多分、仕事も)充実します。「プライベートタイムが多いこと=どれだけやりたいことを出来る時間があるか」が、私にとっては最大の幸福だと思うのです。その「私にとって最大の幸福」の中に、「お金」という項目はありません。確かに生活費程度は稼がなくてはなりませんが、それ以上を求めてはいません。高価な服、スーツ、腕時計、家電、車等々、そう言った物は別にいらないし、正直、家庭を持ちたいという気持ちも現在はありません。いずれはしたいと思っていますが、しばらく独り身を楽しみたいな、と。

 

 時間は誰にも平等に24時間/日です。お金はその人の努力などによっていくらでも差が出るものですが、時間はそうは行きません。その24時間を、いかに有効に使えるか?が、幸福の判断基準になっても良いのではないでしょうか。

 

 自分の事で言えば、7時に起きて朝食をちゃんと食べて仕事へ向かい、8時間労働したらすぐ帰り、夕食やら風呂やら済ませた後はやりたいことをやり、0時に寝る。これはかなり良い1日の過ごし方だなあ、と思います。

 

 そんなことを思って、私は「時間」を幸福の判断材料の最たるものに選びました。