そして雨になる

ネット上でだけよく吠える、コミュ障のブログ。

会社とは「仮面で踊る場所」

 会社とはどんな所だろう。という疑問を取り上げた本やブログはいくらでも転がっているだろうし、個人個人でそれぞれに考えがあるのではないかと思う。

 

 会社とはどんな所か。今の会社に5年勤めた私からすれば、会社とは「仮面舞踏会」のステージだ。

 

 たとえば私の場合は、遅刻を避けるために同じ時間に出社して、今日も頑張ろう…というような雰囲気をしぶしぶ出して机に向かう。理不尽な要求や命令や叱責に耐え、退屈や暇や眠気も我慢して、夕方の定時を迎えるまで(?)、自分を抑えて会社の一員として仕事をこなす。私は、この「しぶしぶ」とか「自分を抑えて」という所に、「本当の自分を隠して一日を過ごす」ような気分を覚え、それを「仮面を被った自分」に例えた。

 

 加えて、会社で自分の素性を過度にさらけ出してしまうと、その話題に乗っかってくる上司に付き合わなければならず、たいへんに面倒くさい。面倒な人との付き合いはなるべく減らしたいので、知っていることも知らないフリをして、長時間関わらないようにしている。本当の自分は見せたくない。なぜなら面倒だからである。この点から言っても私は「仮面」を被っていると思う。

 

 仮面舞踏会とはなんともつまらない表現の仕方だが、仕事とプライベートを切り分ける上ではそれなりに当てはまる表現なのではないかと思っている。なぜなら、会社の門を出た途端にその「仮面」を外すかのように、さあここからは自分の時間だ、何をしようか…と張り切っている自分がいる。仕事のことを考えるのは、出社して「仮面」を被って踊っている時だけで十分だ。退社した後くらい、自分のやりたいことに集中したいものだ。

 

 はぁ。今日も踊り疲れたな。