そして雨になる

ネット上でだけよく吠える、コミュ障のブログ。

「公開叱責」で会社全体が暗くなる

 よく「公開叱責」と言われるイベントが発生する。週に1度は必ずあるし、多いときは1日に3回、各1時間なんて日もあったりする。部屋全体に聞こえる声で、延々と叱り続けている姿を見る(聞く?)と、「何もそこまでしなくても…」と思う。

 

 そこで行われている話の内容や、ターゲットになった社員がどの程度悪いのかまでは分からない。しかし、全く関係のない人間の耳にまでその怒号が入ってくる。そんな訳だから、多くの社員はこの叱責を大変に嫌っている。もちろん俺もその一人だ。

 はっきり言って、こんなことをされては非常に不愉快だ。先ず何より、気が滅入る。気が散る。部屋の奥からの怒りのこもった大声を延々と聞かされて、気分のいいままに仕事が出来るはずがない。気にしないように努めても、どうしたって耳に入ってくるから無駄である。

 

 その為、この叱責が始まったら、俺はノートPCを持って、別の部屋に移動して(もとい、逃げて)仕事を進めるようにしている。隣の部屋だからそれでも聞こえてくるのだが、同じ部屋に居るよりはずっとマシだ。ノートPCはこういう時に便利だ。

 

 俺のほかにも逃げていく人もいるが、何食わぬ顔で仕事を進めている人もいて、よく耐えられるなと感心する。だけど俺は、あの怒号に耐えようとは全く思えない。むしろ、こんなものに耐えろという方がおかしいし、耐えられる人は完全に麻痺していると思う。毎週あんな様子だから慣れてしまったのだろうか。それこそ怖い。

 

 あれに耐えようとして気が滅入って仕事が進まなくなるくらいなら、最初から逃げてしまった方がずっと楽に過ごせる。こんなどうでもいいところで「忍耐力」を発揮する必要はどこにもないと思う。